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浪人的生活(仮)の記


by tou-hen-boku

長野県のクマ事情

クマが出る出るとは聞いているものの、今のところ出会ったことはありません。
タヌキとキツネは見かけましたが。。。ウサギも鹿もイノシシもいるらしいです。

11月30日午後に、長野県環境保全研究所というところの無料公開講演会が町内であったので聴講しに行ってきました。
その中で、主に哺乳類の生態を研究している先生の発表で長野県のクマ事情についての講演がありました。

長野県内に生息するクマはツキノワグマで、およそ3,600頭くらいいるだろうと推測されているそうです。木曽地域でクマ密度調査が行われていて、その密度を基準とすると、北信地域は木曽地域の約1.5倍だろうと言われていて、クマが多い地域であるとのこと。
近年、長野市内でもクマに遭遇する事件が発生するなど、人里近くにクマが出没することが多くなったと言われるが、実際の生態調査(捕獲したクマに発信器を付けて調査したらしい)でも、長野市の市街地から1kmも離れていない山林でクマが越冬(冬眠)して春に子供を産んで育てていることがわかっているそうだ。

それは、餌になる木の実や植物が減ったということではなくて、国産の木の需要が減ったり、高齢化で人手が足りなかったりなど様々な理由でいわゆる里山と言われていたエリアが放置されて、コナラ林やミズナラ林が育ってクマが好む森林に変わってきたことが原因の一つではないかとのこと。
なので、山が荒れたというよりは、クマの好む自然豊かな森林に戻ったということなのかもしれない。

もちろん、クマが農作物(特にトウモロコシが好物だそう。)や生ごみで人間の食するものの味を覚えたこともあるだろうし、山に人の手が入らなくなったことで、人家の近くまで茂みに隠れながら怯えることなく近づける環境が出来てしまっているなど、理由は複合的でもある。
また、クマの生態として縄張り意識がなく、広い範囲を移動して活動し、時期によって美味しい餌が採れる場所に集まってくる習性もあるそうで、そういう生態も人間と遭遇するチャンスを増やしているだろうということでした。

なので、僕の住んでいるエリアでは、いつどこでクマと遭遇してもおかしくないんだそう。。。
早朝に走るのがちょっと怖くなったのでした(笑)

ただ、クマは比較的繁殖力が弱く、捕獲しすぎるとすぐに絶滅の危機に瀕してしまうため、捕獲は年に160頭以内にするという自主規制が猟銃会の中であるそうです。農作物への被害や死亡事故が起こると、クマは害獣扱いされて、クマなんてどんどん捕獲してしまえば良いという方向になりがちだけれど、もっと大きな視点にたって森全体の生態系を考えると、クマがいることでハチやイノシシ、鹿などの個体数が調整されている部分があるはずだと強調されてました。

クマによる被害を防ぐためには、生ごみに近づけない環境を作る。農作物は電気柵で守る。人家や畑の周辺の森に手を入れて、見通しの良い林にしておく等、どれか一つではなく、総合的な対策が必要だということでした。
ただ、鹿やイノシシは繁殖力が強いので、どんどん捕獲するように努めているそうです。

そして最後にこの先生がつぶやいたのは、日本はあらゆるものを輸入でまかなっているから、こんなに自然が豊かに残っているんでしょうねってことでした。
うん。確かに!

クマ事情から色々と考えさせられる良い講演でした。
# by tou-hen-boku | 2013-12-09 22:16 | 日々是徒然

黒姫高原散策

11月30日午前中、黒姫高原の御鹿池というところを散策してきました。黒姫童話館というところから約500m。信濃町がやっている癒しの森(森林セラピー)コースの1つで、車椅子でも入れるように整備されている散策コース。
この日は、信濃町と交流のある東京音大とのジョイント企画で池の畔でミニコンサートがあるとのこと。

前の晩、雪が降っていたので野外で大丈夫かと心配でしたが、翌朝は快晴。
童話館に着いたらこの景色が待ってました!
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快晴の雪景色の美しいこと。
雪を踏む音も楽しみながら森の中へ。
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枝に積もった雪が日に照らされながら、はらはらと舞い落ちる。
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池の景色もまた素晴らしい。
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コンサートの様子は以下。ヴァイオリンとトロンボーンと声楽でした。もっと音が拡散するかと思いきや、生音でも、木々に程よく反響して対岸にいても良い響きが聴こえてきましたよ。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=226401520870452&set=a.140485139462091.1073741829.140471972796741&type=1&theater

1時間20分くらい森の中にいて、童話館に戻ってきたころには木に積もっていた雪は落ちて、妙高が麓まできれいに見えてました。
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# by tou-hen-boku | 2013-12-03 11:52 | 日々是徒然

再び佐渡へ

長野に引越してきてしばらく、家の手伝いをしながら就職活動をしていた。
在宅マッサージ系の会社の面接を2社ほど受け、どちらも採用の内定をもらったのだけど、どうも自分の方がしっくりこなくてお断りしてしまった。

ある朝走っていて、自分で出張治療始めればいいか、とストンと腑に落ちて決心。
自分でやることに決めたら逆に精神的な余裕ができて、11月の土日祝日出発便に限り、直江津―小木間の車往復9,900円キャンペーンをやっていたこともあり、研修所から来ていた収穫祭の招待状の返事を出席にして出した。

11月9日土曜日、朝7時発のフェリーに乗るため朝5時20分ごろ自宅を出発。フロントガラスが凍るくらいの冷え込みの朝だった。天気は晴れ。
直江津港には6時頃到着。がしかし、すでに50台くらいは車が並んでいる!
予約してなかったのでちょっと心配になったけど、案内係の指示に従い車を止めて、乗船の手続きへ。チケット売り場も予想以上に混雑してたけど、無事チケット購入して乗船手続終了。キャンペーン中は車は9,900円だけど、運転者も別途乗船料を取られるので、合計15,200円也。いつもこれくらいだったら、月1回くらい佐渡に行ってもいいんだけどなぁと思う。(笑)

波もなかったので順調に小木に到着し、勝手知ったる佐渡の道を柿野浦に向う。佐渡を離れてまだ1ヶ月も経っていないので、なんとも不思議な感覚。
研修所ではそれ程懐かしくもなく、やはり久しぶりでもない面々と再会し、研修生たちのおもてなしと演奏で楽しく飲み食い。夜も恒例の2次会の後、研修所に泊めていただきました。

10日日曜日、天気予報通りの荒れ模様の天気。もともと3泊4日の予定だったので、火曜日までに何とか落ち着いてくれないかなぁと思いつつ、朝ご飯を研修生たちと一緒に食べて、すぐに出発。この日は午前2人と午後1人、マッサージの予約をいただいていたのです。
マッサージの合間に、スポーツハウスで少し泳いだりもして、これまたいつも通りの過ごし方。
午後のマッサージが終わってから、お世話になった患者さんに会いに行ったり、奇楽庵に寄ったりしつつ、17時過ぎにM家へ。旧自宅の鍵を預かっていったん旧自宅へ向かい、寝る準備だけしてまたM家へ。晩御飯をご馳走になりました。
佐渡にいても1年くら合わない人もいるのになぁ~と言われつつ、早すぎる再会を楽しんだのでした。(笑)
夜は旧自宅で就寝。

11日月曜日、午前中は相川の保健所へ。佐渡で提出した出張届の廃止届を出しに。廃止届は業務を廃止してから10日以内に出さないといけなかったらしく、遅延理由書を書いてくださいと言われる。何を書けばいいんだろうと思っていたら、すでに定型文で「業務多忙のため提出が遅れました。今後このようなことが無いように致します。」と書いてある紙に署名捺印するだけでした。これって意味あるんでしょうかね。(笑)
お昼は、11月4日に送別会第1弾をしてもらったメンバーでランチ。
午後はマッサージ2名のご予約。
そしてマッサージが終わってから、M家の太蘭氏がコーチをしている卓球部にてセルフケアや身体の事をお話しすることになっていて、某高校へ。IT系の仕事で人前で話をしたり講義をすることはあったけど、身体のことでお話しするのは初めて。相手は高校生。どうなることかと思いましたが、多少は喜んでいただけたようでした。自分にとっても有意義な時間でした。
この日の夜もそのままM家で晩御飯をご馳走になり、もう1泊、旧自宅にて就寝。

12日火曜日、まだ天気は安定せずだったけど、朝の段階で小木―直江津のフェリー就航が決定。しかし、上越から自宅に行く高速道路がチェーン規制になっている。。。まだノーマルタイヤだったので、これまた心配だったけど、すぐに速度規制に変更となりました。
なんとかなりそうだったので、M家へ鍵を返しに行き、小木へ向かう。
フェリーも思ったほど揺れずに直江津に到着。天気は雨模様だったものの、まだ明るいうちに家に帰れそうだと安心して高速へ向かったものの。。。
入ってすぐにズブブブブって感じで減速して何かおかしい。変な音もする!とちょうどチェーン脱着場があったので路肩へ停車。
下りてみたら助手席側のタイヤが!!
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えー、まさかのパンクっ。不幸中の幸いというか、周りに車がいなくて、すぐに広い路肩に止まれたので、大きな事故にはならずに済んだ。
保険会社に連絡してロードサービスをお願いし、一応高速道路の緊急ダイヤルでセンターに連絡。明るいうちに帰れるはずが、ロードサービスのおじちゃんが来てくれたのは17時前でもうすでに暗くなっていた。
スペアタイヤにサクッと交換してくれたのだけど、これだけだったら自分でやっても良かったなぁと思う。(笑)

スペアタイヤで高速道路を走るのが怖かったので、最初は次のインターで降りるつもりでいたのだけど、走ってみたらなんとかなりそうだったので、そのままやや低速(70キロ~80キロ)で走ることに。でも、上信越道はところどころ1車線。なので、後ろにつかれるとかなりきつかったんだけど、とりあえず表示上は50キロ規制だったこともあり、なんとか最寄りのインターの1つ手前までは順調に進んだ。
そこから最寄りのインターまであと5km。この5kmがつらかった。向かい風と湿雪が吹き付けるコンディションで70キロでもスース―滑ってハンドルが効かなくなる感じが。。。怖くなり50㎞まで減速してビクビク走行していたものの、後ろから大型貨物にパッシングされまくり、ちょっと広めの路肩によけてやり過ごす。あと2km、あと1kmとカウントダウンしながら、やっとこインターに到着し高速を降りたのでした。ETCだったのに、人のいる改札に入ってしまうほど動揺してました。(笑)

そっから自宅までの道は雪も積もっていなくて大丈夫だったのだけど、恐る恐る低速でなんとか家にたどりつきました。はぁ、怖かった。

そして、寝て起きたら、今朝。
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一晩で20センチ近い積雪。
今日だったら絶対に帰ってこれませんでした。
スペアタイヤを早く外したかったこともあり、朝から冬タイヤに交換作業を開始。しかし、車載してあった工具は大きさが合わないことが判明。これじゃ自分でやろうとしても無理だったんだなぁと。。。
家にあった工具が使えたので、4本冬タイヤに交換。外してみたら、他のタイヤも結構危ない状態でした。あんまり意識してなかったけど、普段の点検が大切なことを痛感。車載の工具も見直しておかなくては、いざというとき使えません。

これから車を使って仕事をすることになるので、とてもよい勉強になりました!

さて、これから長野で出張届を出して、名刺やチラシを作り、ホームページを作って業務開始します。
# by tou-hen-boku | 2013-11-13 22:14 | 日々是徒然

長野の人となる

10月17日に佐渡を引き払い、長野に引越してきました。

10月4日に送別会第1弾をタイ料理屋さんで開催してもらう。
10月12日には岩首で送別会第2弾。今回も泊めてもらって晩飯と朝飯をたっぷりご馳走になりました。
10月14日に、佐渡飲み会始まりの地である奇楽庵にて最後の送別会。
http://shimahatu2.blog79.fc2.com/blog-entry-1718.html

長いようで短い1年の間に、それぞれ顔を合わせた回数は数えられる程かもしれませんが、飲み会や祭りなどを通じて、濃密な付き合いができたのではないかと思います。
貝塚の飲み会仲間は師匠からいただいた一生の財産の一つとなりました。
お付き合いいただいた皆様、本当にお世話になりありがとうございました。
またこれからも佐渡に出没しますので、今後ともよろしくお願いします。

台風の影響で予定通りいかないかもと、ギリギリまでヤキモキしましたが、結果的に予定通りに引越できました。
小木港17時発のフェリーだったので、お見送りをしてもらえるなんて全く思ってなかったのに、わざわざ仕事を休んでくれたT君と、たまたま休みだったK君がついてきてくれました。
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小さくなるまで手を振ってくれました。ありがとう!
夕暮れの小木港を離れていきます。
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直江津に到着したのは19時40分。さて、今回は車を乗せてきたので、ここから知らない道を走って実家までたどり着かないといけません。そして、免許を取った時の高速教習以来、18年ぶりくらいに高速道路を走ります。

夜だったしちょっと怖かったけど、スマホをナビがわりにして、無事に実家近くのインターで降りれました。しかし、上越から長野に向う上信越自動車道は、ところどころ1車線区間があり、バスやトラックが走っていると90キロくらいで走ることになるんだけど、飛ばし屋の車たちは抜けるわけないのにぴったり後ろにくっついてくるから怖い。それに、トラックやバスなど、前方の見通しがきかないのに、ぴったり大型車の後ろにつけてる車もいるからまた怖いですね。(笑)

19時40分にフェリーを出てから、家に着いたのが20時45分ごろ。1時間で着くんだから近いと言えば近い距離。フェリーさえ安ければ、何度も佐渡に行けるんだけどなぁ。。。

10月18日
朝起きると一瞬どこにいるのかわからない。
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部屋の窓からの眺めを見て、長野に来たんだなぁとあらためて実感。

午前中、早速役所に行って転入届を出し、住民票を取得。ついでに住基カードの申し込みも。
午後は長野市まで下りて行って、中央警察署で免許の住所変更。それから陸運局の並びにある軽自動車協会で車の住所変更。車も長野ナンバーになりました。
車の住所変更は初めてやったので、なかなか興味深かった。

夕方、家から車で10分くらいの所にある町営のプールに泳ぎに行ってみる。1週間ぶりくらいだったけれど、少し息苦しく感じるのは、標高が高いせいだったのかな?(笑)

というわけで、長野の人となりました。
明日、引越荷物が届きます。
# by tou-hen-boku | 2013-10-20 17:41 | 日々是徒然
行ってきました、飲み会マラソンツアー2013初秋in大分・東京・新潟。
写真は大分・別府しか撮っていないので、あしからず。

まずは出発のフェリーから。
日の出が遅くなってきたので、5時30分の出航とほぼ同時の日の出。
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天気も風も気持ちよく、幸先の良い船旅。
8時に新潟港について、いったん新潟駅にバスで移動し、新潟駅から空港へ。今回は南口から出ている空港リムジンバスを利用。9時過ぎくらいに新潟空港に到着したけれど、FDAの福岡便を利用する場合、9時30分出発なのでちょっとギリギリのタイミングですね。新潟港から空港までのバスが出てほしいな~。
今回は以前の仕事で貯めたANAのマイルを使っての旅だったので、ANA10時10分発の福岡行きでちょうど良い時間でした。
そして久々の飛行機で福岡へ。
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福岡から新潟に来る便が5分くらい遅れて到着したため、出発も5分遅れでしたが、到着はほぼ定刻通り。
荷物を受け取り、地下鉄に乗って博多へ。福岡空港は本当に市内に近くて便利です。着陸の時はちょっと怖いですけどね(笑)
博多駅の地下通路を通っていける一蘭で昼食。
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普段ラーメンはほとんど食べないので、たまに食べると美味しい。
そして、また地下通路を通ってバスセンターへ移動し、大分行の高速バスに。3列シート(左1列、右2列のタイプ)で僕は1人だったので1列側のシートに座れて快適でした。

福岡から大分方面に向かっていく途中は、果樹園などが多く見え、山の畑と田んぼの和やかな風景が続きます。そして大分に入って、由布岳(標高1,583m)と鶴見岳(標高1,375m)が見えてくるあたりから、大分スペクタクルの始まり。(両方とも活火山!)
まず、由布岳と鶴見岳がデカい!そして高速道路の通っているあたりは広大な草原になっていて、山の景色とはいっても別世界。そうこうしているとだんだん別府湾が見えてくる。山の高いところから海が見えてくるときの高揚感と言ったら。そしてなんといってもシューシューと湧き上る湯煙り。これがまた温泉地に来たという旅情を掻き立ててくれます。なので、大分行くのに福岡から高速道路を使うのは正解かもしれません。
高速道路を下りたらいきなり市街地に入っていきます。福岡から大分への2時間30分のバスの旅を満喫。

16時ごろ大分駅で師匠に拾ってもらい、まずは飲み会の買い出しへ。
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大分はいたるところにから揚げ屋があるそうです。これが安い!
その後、スーパーで魚を物色。
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師匠に教えてもらった琉球(魚を酒と醤油、ネギとショウガで漬けたもの)。パックになって売ってました。
この日は大分産の太刀魚の刺身を買っていただきました。

そして、初日の飲み会は17時スタート。ビールを飲んで、日本酒(手取川 純米酒)を飲んで、焼酎を飲んで、最後はウイスキーも飲んだような。21時頃に別府のO先生がいらしてくれて盛り上がりました。いったん0時過ぎに片づけ始めたんですが、鼓童の話をしたら、三味線を習っているO先生との話がまた盛り上がり、結局1時30分ごろまで話してました。ということで、そのくらいに就寝。

翌朝は意外とすんなり6時ごろ目が覚める。O先生も朝から仕事とのことで6時過ぎに帰って行きました。師匠も6時30分前ころ起きてきて、朝のコーヒーから始まり、二人してネットをしながら今日の予定をたてたりなど。朝食を食べて、準備をして、8時30分ごろ、まずは別府に行く途中の景色が良い露天風呂があるという天海の湯へ出発。朝8時から営業と書いてあったので、まずは朝風呂入ってから昼ごろ別府に乗り込もうという計画でした。

が、風呂のメンテナンスで午前中はお休みの案内が。。。ということで、予定より早く9時過ぎに別府に着いてしまいました。O先生の治療院に車を止めさせてもらって、T先生のいる竹瓦温泉までてくてく。竹瓦温泉の目の前にあるTAKEYAというカフェでT先生と合流し、オープン前だったのですがコーヒーをいただいてしまいました。
目の前の竹瓦温泉、なんと100円で入れると聞いて入りたくなってしまい、僕だけ温泉に行ってきました。
これが外観。創業は明治。現在の建物は昭和13年に改築されたものだそうです。
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そして男湯ののれんをくぐると、でーんと地下に風呂が見えます。
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風呂へは階段を下りていく仕組みになっていて、脱衣場は地上と同じ1Fなわけです。しかし大きな窓がでーんと開け放たれており、気をつけないとわいせつ物陳列罪になりそうでした(笑)
そして、浴場へ降りていくと、壁に鏡は貼ってあるものの、あとは椅子と洗面器が置いてあるだけ。蛇口もシャワーもありません。ということは、湯船のお湯を使うしかない。注意書きに浴槽のヘリに座るべからずと書いてある。なるほど、体を洗うのに湯船の湯を使うんじゃ座るわけにはいかないですね。
しかし、こんなことができるのも、源泉垂れ流し、じゃなくてかけ流しだからなんですよね。贅沢!
そして、ここの湯の温度設定は43度。熱めのお湯ですが、別府では当たり前。45度くらいまでの熱いお湯が別府の湯の特徴とか。しかし、観光客はちゃんと入れないので、ぬる湯とあつ湯の2つ浴槽を置いている温泉もあるそうです。

温泉から出てきたら、師匠とT先生はクイックマッサージの手技交換をやっていたようです。

12時近くなったのでO先生の治療院にT先生も一緒に移動。O先生の仕事が終わるのを待って、4人でランチへ。O先生が行こうと思っていた鉄輪(かんなわ)にある店は定休日だったようで、別府市内の冷麺を食べにいくことに。
てくてく路地裏を歩きながら
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途中観光名所も紹介してくれながら
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歩くこと35分ほど。暑い中けっこう歩きました。
有名店で並んでるかもということだったのですが、案の定平日のランチながら結構並んでまして、このまま待っていたらO先生の14時からの仕事に間に合わないかも、ということで、別の店にを探すことにしてまたてくてく歩きました。教会があったり、清島アパートという昔からアーティストの卵が住んでいるという怪しいアパートがあったり。てくてく歩いていたところ、有名なパン屋さんがあるので寄りましょう、とO先生。
けっこうあるいてお腹も減っていたので、パンよりも昼飯が・・・と思った僕は、昼飯はどうします?と聞いてしまいました。そうすると、昼飯はパンで!と無邪気に答えるO先生。思わず、え~~~っと本気でびっくりした顔で言ってしまいました。パンはおやつで、、、お昼はちゃんと食べましょうよって(笑)
あれ、パンじゃだめですか?と真顔のO先生。冗談じゃなくて本気だったんですね!
ということで、とりあえずパン屋さん。
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建物の感じといい、木とガラスでできたショーケースといい、いい雰囲気で焼きたてのパンが並んでました。入ると番号札を取り、番号を呼ばれると担当の人が注文~精算までやってくれます。行ったときはちょうどすいていたのだけど、並ぶときは結構並ぶそうです。
僕はあんぱんとレーズンパンを1個ずつ買いましたが、合わせて190円。安い!味は昔ながらの素朴な味でした。あんぱんは焼き立てだったのでほんわり温かくあんこもしっかり入ってて美味しかったです。

でも、これだけ歩いたのに昼食がパンだけなんてありえません。ってことで、ちゃんと一番ラーメンという店に連れて行ってもらい、別府冷麺をいただきました。
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そば粉の入った丸太麺が特徴。そして牛のチャーシュー、キャベツのキムチ、玉子にネギを散らすのが別府冷麺なんだそうです。大盛りの麺が美味かった!これを食べれてなかったら、O先生を一生恨むとこでしたよ(笑)

そして、午後は師匠と二人で鉄輪(かんなわ)へ。地獄めぐりに行きました。
海地獄。1日に150万リットルも湧出しているそうで、その温度は98度。玉子をゆでてましたよ。この綺麗な色は硫酸鉄が溶けているからだそうです。
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150万リットルってどんだけの量でしょうか?
大きめの浴槽に水を張ると300リットルだそうです。大きめの浴槽の家庭5,000世帯分の温泉ってことになりますね。でも98度だから薄めるか冷まさないと入れません。

地獄めぐりというくらいなので、海地獄以外にも血の池地獄やら山地獄、坊主地獄など沢山あるそうですが、今回は海地獄だけ見てきました。そして、O先生から招待券をもらっていたので、同じ鉄輪にあるひょうたん温泉へ。ずらりと並んだ打たせ湯が名物。そして砂蒸し風呂と蒸気の蒸し風呂もあります。砂蒸し風呂は別料金だったので入らず、打たせ湯、露天風呂、蒸気の蒸し風呂を堪能しました。
無料休憩所でゴロンとなって休憩してから別府へ戻りました。

飲み会のお酒と食料の買い出しに。お酒は小谷商店という有名酒店(?)へ。日本酒はワインセラーのような大きな冷蔵室に並んでます。本日も手取川の純米吟醸をセレクト。昨日飲んだ酒よりワンランク上のはずだけど、安い、これが美味ければ当たりだ!とのこと。店の女将さんと師匠は五人娘の蔵の話で盛り上がってました。やっぱり何かにどっぷり通じているというのはいいなぁと思う瞬間。

食材は駅市場という高架下の商店街へ。ここがまたディープな感じでよい商店街でした。お惣菜や刺身、寿司などなんでもそろう。閉店近い時間だったのでタイムセールしていて、巻き寿司半額!惣菜も2パックで300円とか。またこの総菜屋さんの女将さんが上手い合の手で「もう一声」とかいうもんで、惣菜の他に巻き寿司も1本頼んだら、「2本ね?」の返し。いや、1本です。(笑)
2本残ってたから売り切りたかったんでしょうね~。巻き寿司、切ってくださいと言ったら、横で寡黙に仕事をしていたご主人が、見事な包丁さばきで均等に切ってくれました。職人や~と師匠も大喜び。
そして、忘れちゃいけません、から揚げ。O先生の治療院近くに老舗のから揚げ屋があるとのことで、骨付きと骨なしを注文して治療院へ。あとで出来立てを取りに行くのが大分流のよう。

ということで、18時頃には飲み会スタート。から揚げと惣菜がならぶ食卓。といっても治療院の中ですけど。しかし、治療院で飲むのが伝統的(?)です。
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しばらくしてT先生も加わり、4人でPLP研究会の準備会立ち上げと相成りました。師匠、おめでとうございます!!
手取川も美味しくて、師匠の見立ては大正解。から揚げも昨日とはまた違う感じで美味い。
この日の飲み会も楽しくて楽しくて。T先生のお母様からのお言葉、「野蛮で破廉恥」を連呼する会になりました。
T先生が帰ったあと、走りすぎで(良く考えたら、走りすぎが原因じゃなくて、海で石畳のようになっているところで滑って仙骨・骨盤を強打したのが原因かもしれません。)腰痛が残っている僕にO先生が治療してくれました。懐かしい経絡治療。そして独特の灸法。師匠も見ていたので意見交換会のようにもなり、また勉強になりました。そして、腰も軽くなって、良く眠れたのでした。
O先生の治療院の治療用ベッドで1時過ぎに師匠と並んで就寝。

翌朝、6時過ぎに目が覚め、O先生が6時30分くらいに来てくれて、3人で朝風呂を浴びに。ぬる湯もある市営の温泉、100円。朝早くから開いていて、お客さんも朝から沢山きてました。毎日朝晩温泉に入っても月6,000円。家の風呂に入る必要ありませんね。

そして、朝のバスで大分空港へ向かうため師匠とO先生とお別れし、別府トキハ前から大分空港行のバスにのりました。福岡空港へ向かうより近くて、バス代も安いので、東京に出るなら大分空港からの方がお得だったので、大分空港へ。午後には東京に着きました。

しかし、別府の湯量には驚きました。どこにいっても垂れ流し、じゃなくてかけ流し。それにまだまだ湯布院や久住、国東半島などなど見どころも沢山。これは通うか、少し長めに滞在しないと満喫できそうにありません。きっとまたお邪魔します!

さて、東京。もうだいぶ長くなってるので、サクッと。
初日13日は古くからの友人と朝まで飲み、翌日14日は15時前くらいからカナダに行っていた頃の友人達と集まり、軽く飲み、夜はまた古くからの友人と朝まで。15日は15時ごろ弟の新築の家へ行って、お家見学と姪っ子2人と遊び、夜は友人のバースデーで軽く飲み、最後にバーに行って少しだけ飲んでホテルに戻る。旅にでて初めて0時前に就寝。(笑)

翌朝、台風直撃。雨がぱらぱらの時間帯があり、新宿へ移動。高速バス待合室というところで受け付け。待合室からバス停まで徒歩10分。ここも雨がパラパラの時間帯でびしょ濡れにはならずにバスに乗車。9時45分発新潟行。到着予定時間は15時45分。

しかーし、湯沢から塩沢石打までの間が通行止めということで、12時50分ごろ谷川岳のパーキングエリアで待機となる。登録していない下道を通るのに申請が必要とのこと。でも下道も通行止めになってしまい、そのまま谷川岳のPAで3時間待機。蕎麦食ったり、コーヒー飲んだり。。。スマホで映画見たり(笑)
16時前に下道が通れるようになったとのことで、湯沢で高速を降りて、渋滞の道路を塩沢石内までのろのろ進み、塩沢石打から再度高速に乗って、そこからはスムーズに燕三条駅、そして新潟駅に進みました。17時頃には快晴でした。台風一過。

新潟駅に18時集合予定だったのに、大幅に遅れて19時30分ごろ恥部長とYYと合流。”じゅんちゃん”というおでん屋で合氣掌新潟支部飲み会スタート。
YYが22時頃には帰ると言っていたので、22時半前に1次会終了。YYを見送ってから、恥部長とまたバーへ。さすがに疲れもピークで1杯飲んだところで眠くなり、0時前に解散。
ホテルでぐっすり寝て、翌日佐渡へ帰りました。

ということで、長々と書いてしまいましたが、飲んだくれの1週間、各地でお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
楽しかったな~。また稼いで飲み会マラソンに出たいと思います!(笑)
# by tou-hen-boku | 2013-09-18 21:18 | 日々是徒然